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公開日: 2014/04/17
毛ばりのマテリアルが生み出す、今までにないキラメキと透明感。
【山岡計文プロデュース】
PDLフィンズダズラーを開発する出発点となったのがフライマテリアルのひとつ、ティムコのメルティーヘアーの存在。見た目にはただ光沢のある繊維というイメージですが、水中に入れた途端、瞬間的に水になじみ、生命感あふれる艶めかしいアクションを見せてくれます。このアクションに衝撃を受けた私は、メルティーヘアーの特徴を最大限に生かせるワームを開発しました。
リザーバーのほとりに生まれ、クリアウォーターで、あらゆるルアーへのバスの反応を自分の目で見てきた経験から、釣れるための要素は十分わかっています。フィンズダズラー最大の特徴である胸ビレと尾ビレは、量や長さ、その位置や設置方法にまで試行錯誤を繰り返し、釣れるアクションが出るようなバランスに調整。また、ボディに透明感があり浮力のある素材を使用することで、フラッシング効果と、キレのあるアクションを実現しました。わずかな水流や動きに反応し、生き物のように動いてくれる胸ビレと尾ビレは、思わず鳥肌が立つレベル!
私の得意技ミドストはもちろん、ノーシンカーでのブレないI字引きにも抜群の威力を発揮。また、浮力を生かした水面ピクピクアクションではシェイクによる波紋で誘うのはもちろん、止めた状態でもヒレだけがまるで生きているようにアクションしてくれるので、スレたバスも思わずバイトしてしまいます。浮力という点では、中層でサスペンドさせることができるDSも有効なリグですね。 使い方のコツとしては、胸ビレの長さ調整でアクションを変えてやることも重要です。I字引等、よりボディを安定させたいならそのままの状態でお使い下さい。ミドストやDSなどでローリングアクションを際立たせたいなら短めにカットしてみてください。ヒレの長さで自分好みのアクションが出せるようになります。とにかく水中でこそ、その生命感が発揮されるPDLフィンズダズラー。ぜひ、フィールドで命を吹き込んであげてください。
※メルティーヘアーとは
フライ(毛バリ)タイイング用のマテリアルとして、ティムコが開発。世界中で”釣れる”マテリアルとして絶大な支持を受けている。親水性が高く、まさに溶けるような揺らめきと透明感。扁平構造の繊維がキラメキと生命感を生み出します。
